久保内医院
東京都足立区弘道1-3-19
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皮膚科>にきび(尋常性ざそう)
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にきび
毛穴から出る中性脂肪にアクネ菌という細菌が作用して炎症をおこします。中性脂肪の量や毛穴の開き具合は、ホルモンに左右されます。ホルモンの分泌は年齢やストレスに左右されます。睡眠不足や疲労の蓄積は避けなければいけませんが、食べ物は一般的には特に関係ないようです(チョコレート等)。
洗顔や圧迫による菌や皮脂の排出や、抗生物質、レーザーによるばい菌の殺菌が今までの治療の主体でしたが、ニキビの世界標準薬ともいえるレチノイド系外用薬(
アダパレン
)が昨年10月本邦発売となりました。諸外国より遅れること10年ですが、これにあわせてガイドラインの改訂も行われました。
商品名は
ディフェリンゲル0.1%
です。毛穴の閉塞を改善すると共に、炎症を抑える効果が治療の機序といわれます。
トレチノイン(イソトレチノイン)様作用があるので、催奇形性と乾燥感等が一番の問題になります。妊娠希望者全てが使用を控える必要はありませんが、
妊娠が確認されたら使用は控えてください。
皮膚の乾燥、剥脱
は20〜40%にみられます。塗布開始
1週間での副作用発現率はなんと64%
と高率ですが、3ヶ月を超えると15%に減少します(当然総数も減少しています)。面皰(毛穴に角質が貯留し突出したもの、主に肌色のブツブツ)、丘疹(主に赤いブツブツ)、膿疱(毛穴に膿がたまった状態、痛みを伴う)の
減少率は3ヶ月で65%と圧倒的な効果
を示します(1週間では17%程度)。
総合的な患者満足度は6ヶ月使用後で70%を超えています。
使用方法は就寝前に洗顔後塗布。1日1回の塗布ですから比較的コンプライアンスのよい薬といえます。
発売後3ヶ月経過しての当院患者様の印象では、”副作用の
かさつきは高率
に出現、かゆみは個人差あり。一度にきびがよくなった後に副作用を強く感じる時期があります。これが乗り切れる場合には、その後の継続使用により改善度はさらに高まっていくようです。最初からニキビの程度の軽い方はダウンタイム(悪化の時期)に脱落することが多く、効果を甘受できないようです。
ダウンタイムにおける補助治療が大事
になります。
@洗顔A基礎化粧(化粧水等)B保湿剤Cディフェリンゲル
の順番がいいようです。ディフェリンゲルは面皰を抑えるためにも
ニキビ出現部分に広く塗る
ことがポイントです。
アダパレン使用中