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久保内医院

東京都足立区弘道1-3-19
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大腸癌:健診で見つかった症例
胃、十二指腸を通った食物は4〜5mの小腸を通り、右下腹部で回腸(小腸後半部分)から逆流防止弁を通って大腸に入ります。右図のように大腸はお腹の外周を右下から左下まで通って、最後は直腸、肛門に連なります。流れの方向と形状から右のように名前が付いています。小腸は大腸の横から入ってくるので、流れの逆側は盲端となり盲腸の名前が付いています。病気の名前でよく使う「盲腸」は、虫垂の炎症で医学的には「虫垂炎」です。回腸と盲腸の合流部(回盲部)はリンパ組織も多く、腸炎の時にはよく痛くなる場所です。虫垂切除後もこの部分が痛くなることは珍しくありません。

  大腸の壁は他の腸管と同じように5層構造をもちますが、非常に薄く、下記の憩室症等では穴があくことも珍しくありません。 小腸から流れてきた食物の水分の約90%を吸収するほか、余った消化液やイオンの吸収も大事な役目です。大腸炎で下痢をした場合は、この消化液が再吸収されずに排出され肛門の皮膚が荒れたり、イオンの喪失(主に塩分とカリウム)をきたし脱水症状が強く出ることとなります。

 大腸内には100種類以上の細菌が存在し、消化、吸収を助けるほか病原菌の侵入を妨げる働きもあります。食べ物、体調によりそのバランスが変化し、下痢やガスの発生の原因にもなります。

大腸癌

 食生活の欧米化(高脂肪食)に伴い、増加傾向は続いています。 便潜血反応2日法では1日でも陽性が出た場合は検査を受けて下さい。治療は内視鏡的切除か、外科的手術による切除です。

大腸ポリープ

腺腫:良性腫瘍病変です。40歳以上の5人に一人が持っていると言われています。20mmを越える大きさになると40〜50%に癌を合併しています。 癌化は、正常を1、癌を5とする5段階の顕微鏡による組織診断で下されます。基本的には腺腫は全てポリペクトミーです。

 

腺腫内癌:治療に関係するのは癌細胞がどの深さまで到達しているかです。癌は表面から発生します。大腸の壁は5層からなっており第1層(一番表層)、第2層の浅い部分までの深さであれば、ポリープの癌さえ取り切れていれば治療は完結します(内視鏡的治療で終わりということです)。 2層目の深いところまで癌が到達していた場合は、顕微鏡による詳細な検討が必要となってきます。2層目には血管やリンパ管があり、この管を通って癌細胞が離れたところに移動している可能性が出てくるからです。可能性ありと診断された場合は大腸の管腔の外側に癌細胞が出ていると言うことになり、管腔の内側から治療する内視鏡的治療では無理で、手術的治療が選択されます。


過形成性ポリープ: 下部大腸に多い癌化の無いポリープ。小さいものが多い。


炎症性ポリープ:大腸炎で見られます。周囲の粘膜が無くなり、残った粘膜がポリープの形になります。

大腸炎

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